韓国のアーティストとして初めて、アメリカ・ビルボードシングルチャート1位に輝いた曲が、BTSの【Dynamite】です。
日本でも「この曲を聴いてBTSのファンになった」という方は多いのではないでしょうか。
BTSにとって初めての、全編英語歌詞のシングルです。
アメリカでも躍進を続ける彼らに対し、『BTSがアメリカばかりに媚びて気持ち悪い』という声があります。
それに呼応するかのように、『昔の方が良かった』『ペン卒する』というワードもチラホラ見かけます。
なぜそこまで言われてしまっているのか、ペン卒の理由は何なのか、調べてみたいと思います。
BTSがアメリカばかりに媚びてて気持ち悪い?
BTSが本当にアメリカばかりに媚びてるのでしょうか。
〈気持ち悪い〉とまで言われてしまう理由は何なのでしょうか。
BTSのどのへんが気持ち悪い?
韓国は国策としてK-POPを世界へ送り出そうとしています。
世界最大の音楽マーケットであるアメリカで成果を上げるために、綿密な計画が国レベルで考えられているのです。
アメリカでの人気を得るために、アメリカっぽい曲調、アメリカっぽいスタイリングでのMVに、それまでのファンは違和感を感じてしまったのかもしれません。
「何か今までと違う!アメリカに媚びてる!」そう思った一部のファンが〈気持ち悪い〉という表現をしたようです。
しかしアメリカに向けてのプロモーションは、BTS所属事務所の、ひいては韓国音楽業界、はたまた韓国としての戦略であり、BTSメンバーの意思からではありません。
後にBTSメンバー自身も「【Dynamite】や【Butter】などやりながら、自分達のチームが〝何か変わった〟と感じていた」と発言しています。
そうなると、「何か違う!」と感じたファンは鋭かったのかもしれません。
また、音楽以外の活動について〈気持ち悪い〉とする声もありました。
異例だった「BTSホワイトハウス訪問」の深い意味 政治担当の記者たちでさえ撮影に夢中になった | アメリカ – 東洋経済オンライン https://t.co/TYOzL3Im8j #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより
気持ち悪いなぁ、ポリコレ活動家として呼ばれたって事だよね。マジ気持ち悪いぞ!— 元黒いラセード (@black_le_sayde) June 3, 2022
アメリカばかりに媚びてる?
BTSってアメリカしか相手にしてないでしょ。日本なんて意識もされてないんだから、話題にしなくてもいいし、見たくもないわ。大体反日のアイドルを崇めてどうする?マジみんな気持ち悪い。#スッキリ
— 閲覧用 (@H3VeT4furkjog8V) June 15, 2022
このような意見もありますが、アメリカにこだわっているのは、所属事務所や韓国です。
国の経済をも背負っている事務所が、会社として世界最大のマーケットであるアメリカに注力するのは仕方がないことかもしれません。
そんな世界最大のアメリカにおいて、ビルボードにチャートインしたり、グラミー賞ノミネートといったBTSの偉業は、とても大きなニュースになります。
今までのファンからすると、少し嫉妬のような気持ちがあるのでしょう。
また、コロナウイルスにより、予定していたワールドツアーが中止になってしまったことで、〈アメリカばかりに媚びてる〉と映ってしまったのではないでしょうか。
BTSをペン卒したのは昔の方が良かったから?
せっかく昨日の余韻で盛り上がってるのに、ティックトックみて萎えた、、、。
だから、昔の方が良かった良かったは勝手に思っといてよSNSにあげないで欲しい、、。ペン卒するなら勝手にしてくれ、、。なんでジョングクがピアス増やしたら依存依存言われるのかシンプルに疑問。
みんな昔に執着し過ぎ。— まめのき🐯💜 (@mamenoki_bts_th) October 25, 2021
ここからは〈ペン卒〉〈昔の方が良かった〉と言われている事についてみていきます。
なぜペン卒?
人の好みはさまざまで、その時々で変化もします。
ペン卒の理由としては
- 冷めた+他に好きな人ができた
- メンバーの熱愛の噂
- メンバーの言動で
- アメリカばかりで活動しているから
- ライブをやらないから
- ARMYの治安の悪さ
- 曲調が好きではなくなった
- 昔のBTSの方が良かった
ペン卒の理由は色々ですが、『昔のBTSの方が良かった』という声をもっと掘り下げていこうと思います。
昔のBTSとは?
では昔のBTSとはどの辺りを指しているのでしょう。
古参アミの方とかペン卒された方が「昔の防弾少年団が…」って言ってる気持ちが分かった気がする。新規が何言ってんだよって思うかもしれないけど、この頃のバンタンを見てると、「バンタン」を思いっきり楽しんでる儚い彼らの魅力が、私に存在しない記憶を呼び起こすような切ない感情をもたらす+ #BTS pic.twitter.com/Lztjh7mYhs
— むぎむぎち (@Bang_tannn0613) February 13, 2022
〖花様年華〗辺り、具体的な曲名で言うと【Run】や【Butterfly】、【Dope】といったところでしょうか。
〖花様年華〗とは、〝人生で最も美しい瞬間、青春〟のコンセプトをもとに創られた壮大なストーリーです。
この時期はBTSというより、バンタン【防弾少年団】で、その名前が示すように、
「10代20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽と価値を守り抜く」
という姿が印象的です。
今のポップな曲調とさわやかな歌詞といった、大衆に受け入れられ易い楽曲と、音楽から離れた優等生的な活動とは真逆に感じます。
〖花様年華〗時代に好きになった人からみると、今のBTSはアメリカに媚びているように見え、昔の方が良かったと思うのかもしれません。
〖花様年華〗については、多くの人が考察しています。
まとめ
以上『BTSがアメリカばかりに媚びて気持ち悪い?』『ペン卒の理由は昔の方が良かったから?』について調べてみました。
アメリカに媚びて見えているだけで、グローバルアーティストとして世界最大の音楽市場で活躍していくためには必要なの事なのだと感じました。
しかし、アメリカでも人気を得て多くの人に受け入れられている姿に、今までとは違う感情を持つ人もいます。
事実ARMYだった人が『昔のBTSの方が良かった』と、ペン卒するということがおきているようです。
BTSを取り巻く環境は日々変わっていきます。
そんな中でも、ファンコミュニティであるWeverse(ウィバース)でARMYの投稿にコメントしたり、〈VLIVE〉で配信をしてくれたりと、BTSは積極的に交流をとってくれています。
BTSの音楽に対する真摯な姿勢、ARMYへの真心は、デビュー当時から一貫しているように感じます。
今もなお、次なる新しい形を模索し続けているBTSを温かく見守っていきたいですね。